Supermoto Japan R8 名阪 「人と違うやり方で」 [レース観戦・参戦記]
当日参加された皆様、並びに主催されたSMJ関係者の皆さま。
ありがとうございました&お疲れ様でしたm(_ _)m
去年からですが、モトクロスと同様のスタートバーを用いた
横一線スタート。
モトクロスコースをコースの7割?入れた
全く性格の違うレイアウト。
正直「勘弁してw」というような環境ですが、こういうことができるのは
主催者の皆さまのご尽力はもちろんの事ですが、
モタードだけに許された、モタードにしかできない事なんです。
どこでも一応走れますからね(^^;)
この特殊な環境が、今回自分も、また観戦してても
様々なドラマを生みました。
自己満ですが、自分も結構やってやりましたよ( ̄皿 ̄)ケケケ
では、さすがに今回は1位との実力差を痛感した半面
半分ぐらいは作戦通りにいったレースレポ、残したいと思います。
では、前日から。
先週の息子のレース日程を優先したため
前日走行は行けず、夜の9時半まで出勤。
いや・・・違いましたね。ケガするからでしたね(^^;)
準備不足がたたり、積み込みとチェックが終わったのは
もう真夜中0時。
kiri「はー、2時には起きて出発準備かー。
砂質のダート苦手なんだよな。どうしよっかな。
息巻いて攻めるとすぐにうであ
「さい・あんど・ごー♪
かーまわぬこいじゃん!」
出発の時間を知らせるスマホからのKPP目覚ましソング。
どうやら、遠足前の子供並みに寝れなかったようですw
息子をブチ起こして3時に出発し、名阪入り。
そそくさとコースに向かい、ジョギングがてら見て回ります。
コースの紹介として、プロクラス?の方が
前日練習でGopro撮られてたようですので
活用させていただきますm(_ _)m
もうね、全然ペースが違うわ。
ここ名阪は、全日本モトクロスも行われる有名なコース。
本当に厄介なのは、ここの土質。というかサンド質。
朝露で湿っていて、一見すると固まってそうに見えるんですが
少しでも油断して、アクセルを開けそこなうと
フロントタイヤが取られ、場合によっては刺さってしまいます。
ほんの少しサラサラの土が入った、砂浜走ってるみたいな感じです。
ペースを上げようとすると、モトクロス経験のない私はすぐにハンドルにつかまり
3周も腕力が持ちません。
で、本日の作戦
「決勝まで筋持久力温存」
この一択のみでしたね。マヂでつらいんですココ。
練習走行。
モトクロスランド多度に比べれば、ホントにダイナミックに飛べるジャンプ。
どうしても恐怖心が沸き、腕がすぐに上がりかけてきます。
また、他のクラス含め、決勝に向けてのトライなのか
かなり危険なポイントで転倒者が続出し、一層恐怖感が増してきます。
ABコースという名のミニバイクコースに戻る急な坂の前には
タイヤがはまるんではないかというほどのくぼみが設けられ
怖いです。体ガッチガチっす。
「ダート進入後の最初のジャンプ、アクセル開いてませんよ。」
ナカジマさんにアドバイスもらいに行ったら、言われました(TT)
意外とちゃんと見てくれてるみたいで。
kiri「サーセン。ちゃんと走ります(_ _;)」
タイムアタック。
どうせ横一線でスタートするんで・・・なんて邪念は置いといて。
出来る範囲で、数周のアタックに臨みます。
あ、そういえばほとんどの人が、この日前後レインタイヤで
中にはそのレインにグルービングを施して、スペシャルタイヤにされてました。
わたしゃ、フロントレイン。リアスリック。
なんでかって?
そりゃ、息子のレースにかまけて桶川のあとリアしかスリックに変えれ
その選択をほとんどの方がされるのは予想してました。
だけど、同じ選択してるようじゃ、ダートが得意と言えない自分には
勝負どころが見いだせないと踏んだんです。
で、3割?とはいえ、ターマックに勝機があると見込んで。
ということで、全く減ってないレインのフロントを投入し(←3年物
リアのスリックで、アスファルト区間のドリドリで攻め立て
抜きどころを作る、と。
タイムアタックのしょっぱな2周のみ、ガチモードで攻め込んで
単独で出してみました。
案の定、みなさんレインなんで、アスファルトのペースはちょい落ちるようです。
しかし、息巻いてみたものの、9台中7番手。
本音は「なんだダメじゃんσ(゚∀゚ ;)オレ」と、ちょっと意気消沈。
「kiriさん、ダートの定常円遅いよ」
kiri「あ、やっぱそうですか( ̄∇ ̄;)ハッハッハ・・・・・・・・・orzスンマセーン」
と、アドバイスいただけたのはアキタさん。
事前にアツシさんに写真まで送ってもらって妄想訓練したはずなのに
一番に指摘うけちゃいました。
その後、息子にもちょろっと言われて凹みました・・・。
予選ヒート
ぶっちゃけね、あんな急坂で砂フカフカをロードタイヤで上るなんて
土台無理があるんすよ(←練習してから言いましょう
練習走行でもスタートバー組んでもらえたんですが
みんなむちゃくちゃ乱れて、自分もこけましたw
なので、これは、予行演習っす。そう、予行ですよ予行。
温存温存♪(←やる気ネー
まぁ、ここで温存してやる気なさそーに振る舞いつつ
実は、この時7位を走行しながら、前を走る集団のライン取りや
攻めるポイントを、穴が開くほど見させてもらいました。
差を詰めれず、ポツンと走行させてもらいましたが
アスファルト区間の抜きどころ、切り返し、そしてダートへ駆けあがる
進入ライン。
盗まれてますよ皆さん( ̄ー ̄)その走り。
決勝。
予選ヒートで、着順に選ぶ権利が与えられますが
とりあえず外側、よさげなとこに陣取ります。
スタートも大事です。でも、自信ないです。
だけど、スタート後、テーブルトップに昇る所で、混戦になるのは確認済み。
転倒せず、まずはスタートで普通に前に出る事だけを意識します。
ガッシャコン!!
巻きあがる噴煙。まじで前見えねぇw
かすかに見えるWR250Xのサトシさん。前に行かれる。
テーブルトップ越えて、見えるのは5台。今6位。
「順当だね(>皿<)!!」
もー、ここですでにわたくしゃエンジン掛かりました。
久しぶりに燃える、レースの楽しさと闘争心。
タイム出てなくても、スタート直後が一番の勝負所っすよ。
最初の下り坂で、すでにヘルメットの下から奇声がダダ漏れでしたw
下った先のターマック左でドリフトでクロスラインを取り
スミ選手のアウト側からがっつり捲る。
立ち上がりラインをブロックし、いただき!!
続いて、そのままの勢いでミツイ選手の後ろに。
ストレートからダートへ駆けあがるライン、予選ヒート中に
スミ選手・トミタ選手の後ろ姿から学んだ立ち上がり重視ラインで
ギャップのあるダートをまたぎ、駆けのぼりながら並走へ。
ダート進入のダブルわだち、アウト側からいただき!!
そして、その後すぐ前の2台が、ダート進入口のわだちでからみ
止まってる!
うおおお、いただきや!!
また表彰台やでー!!!(←九州生まれ
ここまで、たぶんだけど3周ぐらい。
間違いなく、しばらく無かった
「楽しみながらも集中力で底力を引き出す」
って感覚でした。
だってさ。
ダート定常円で、ズミさんアキタさん応援してくれてるしさ。
ターマックストレートで、めっちゃイブカさん応援してくれてるしさ。
(最初は奇声で反応してましたが、さすがに聞こえないっすよね・・・)
今日は珍しいぐらいドリフト自由自在だしさ(←素直なCRFに感謝
息子が最後まで「観戦」してて、場所わかんないしさ(←何しに来たんだw
もー、テンションだけで走りました。
楽しいこ事に代わるもの、ないっすね。
ただ、前回記事にもあるんですが
この数周だけは集中力続きましたが
7周目ぐらいから、アクセルを握る指が開かない、という
致命的な腕上がりを発症しまして。
そこらへん、数名の方からお褒めの言葉をいただくと同時に
指摘受けまして。
ポイントは抑えてたものの、ダートはジャンプも満足に飛べず
とにかく耐えるばっかりです。
見た目のカッコ悪さ、反省しております(_ _;)
ですが、最後までダートの遅れ分をできる範囲でターマックでプッシュし
めでたく2位表彰台に上がることができました。
ということで、これで今年の全日本参戦は終わりになります。
少し落ち込んだ美浜から、まさか2位に2回も上がれるなんて
思ってもいませんでした。
しかし、息子の前でこんなオヤジでも入賞できる事を
身をもって証明できたことが、一番うれしいことです。
こんな長文を読んでくれてるどこかの誰かで、バイクのってる人が
少しでもモタード、もっと言えばレースの世界に興味を持ってくれれば
幸いです。
・・・モタード、色んな技術に気づかせてくれる、いいジャンルですよ。
※今回、完全に写真はありません。出てくりゃまた載せます。
おっふ!
動画見ました。
ダート区間、ひゃっはー!と楽しそうなかんじですが、失礼しました。体力要るんで砂。
道順まちがそうなレイアウトですが、砂っぽいターマック、こころおどりまね。
by シン田中 (2016-10-20 23:18)
>たなかさん
ダートを降りた直後の180度に近いターン。
がっつりダートを走ってきてますんで
あえて、ガッツリドリフトで向き変え。
その次も奥まで突っ込んでドリフト向き変え。
いやー、ハングオンドリフトだったら
どれ程格好いいことか・・・(*´∀`)
by kiri (2016-10-23 07:20)