イイ年末。そして思う事。 [バイクな小話]
今年も残すところわずかとなりましたが、濃厚なお休みを過ごせています。
仕事に追われて中々出来なかった職場の飲み会。
職場はそれぞれ違いますが、気の合う仲間とテキトーに喋るのは
ホントストレス発散というか、いいもんです。
自分の中ではある意味伝説ライダーである、メトロイド師匠のお宅訪問。
構想から完成まで３年近く掛けられたというそのお宅は
まさにあのライディングを彷彿とさせるこだわりでした。
また、お元気そうで何よりでしたｍ（＿ ＿）ｍ
また来年４月、お願いします。
そして、時間の合うチーム員の皆さんでの合同練習。
初めて「異国」の名がついた練習場を拝見させてもらいましたが
モトクロスコース程難しくなく、只のフラットというほど単調でもなく。
中身の濃い練習でしたｍ（＿ ＿）ｍ
皆さんが通い詰める場所である事が、よーく分かりました。ｱﾚはｲｲです。
その日のうちに泥は落としたいんですが、御覧の通り雨中での高圧洗浄です。
バイクと一緒に自分もずぶぬれですわ（－－；）
たった数日の事なんですけどね。
久しぶりに笑ったなーというか、練習っていいなっていうか
こう・・・新しい何かを得ようとする時、みんなで楽しくやるのって
自分のスタンスの中ではやっぱり重要な部分なんだなって思います。
楽しさが重要だと思うんです。
前にも書いた事何回もあるとは思いますけど。
そうやって今年を振り返った時の
書きたい事を書こうかと思います。
今年の頭に（だったかな？）トップの写真をその前年の物に
代えさせて頂いたんです。
この上の写真、自分には深い思い入れがあるレースです。
確か美浜主催でのモタードレース最後となるもので、
ロードオンリーのクラスと、ビーストクラスという
最後の決勝に限って「ダート有り」のレースをやるクラスです。
まぁ、この時は前日だかの雨のおかげでロードのみとなったんですけど。
内容としては、トップの３台がそれぞれ独走態勢。
自分と同僚のドンノモト選手、そして２５０ｃｃの方２台で
４台の団子になって４位争いを繰り広げてました。
それぞれがかなり接近していて、なんだかんだと激しい展開だったのは覚えてます。
そのレース後、声をかけられたんです。
「めちゃくちゃ楽しそうじゃないですかぁ～！
オレもそっちで混ざりたかったですよ～・・・いいなぁ。」
これ、正直嬉しかったんですよ。
リザルトでは１位じゃないにしても、展開を見てくれて
バトルの楽しさを感じてくれてたんで。
自分は今でこそリザルトも考慮したりしてますが
この楽しさこそが、趣味でやる範囲でのレースの醍醐味だと思ってます。
だから、ホントに嬉しかったんです。
そんな彼は、自分よりもちょっと後からモタードをやり始めたようで
最初は見た目で「怖ッ！」なんて思ったこともありましたが
自分よりかなり若い子だったのは、あとから知りました（＾＾；）
ミニバイクやビッグバイクも経験があり、パーツやセッティングの知識も豊富で
自分以上に頑張っている所が沢山あって、ちょこちょこお話はさせてもらいました。
「このままモタードで行くなら、たぶん、この子は速くなるね。」
確信はありました。すでにラップタイムも当時トントンでしたし。
その子は、今年亡くなりました。
レース中ではなく、公道で事故によるもので
少なくとも彼は「被害者側」であるそうです。
今さらその事故の真実を掘り返そうとは思いません。
また、モタードでよく使われる「エントリーネーム」しか知りえない自分は
これ以上四の五の言える立場ではないです。
それでも、前の年にあんな台詞を残してくれた彼がこの世を去った事は
とてもショックでした。
全日本やそれ以上のクラスを戦う方々からみれば、所詮ユルい考えでしょけど
それでも自分は
「楽しく、長く安全にレースを楽しみたい」
このスタンスだけは通していきたいと思ってます。
そして、練習の積み重ねが大きな危険の回避に繋がると思いますし
逆に言えば、可能性は低くできるけど０％には出来ないでしょう。
レースで上手くなっても、やはり競技である以上危険な時もありますが
公道でも大差はないと思います。
またオフロードコースも場所によっては危険な所もありました。
それぞれが同じレベルで無いにしろ、危険ドコにでもありますよね。
たぶん自分はレースを続ける限り、印象に残る台詞を残してくれた彼を
２度と忘れる事は無いと思います。
そして思い出すたびに、浮足立ちやすい自分を律したいと思います。
また、このブログやレース場で知り合った・・・いや、全てのバイク乗りの皆さま。
これからも長く、楽しくバイクを乗っていきましょう。
良いお年を。
2010-12-31 08:35
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