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上手い・・・・って、奥が深いッスよね。 [モタード研究]

 
とんと更新してないんで、かなり前の話題にさかのぼりますが
6月6日は、伊那でmoto1AS第3戦が行われました。

近畿の女性moto2ライダーさんが現地で速報をあげられているHPがあるので
現地に行けない時は、いつも覗かせてもらっています。
夕方6時にはすでにリザルトがUPされていました。

もちろんリザルトはあくまでリザルトとして残るわけですが
そこに至るまでの途中経過というか、ストーリーと言いますか・・・
覗かせてもらうたびに色々と妄想を繰り広げています。

実際にレースを楽しませてもらってるからこそなんですが
タイムアタック ≠ リザルト ですからね。


そんなこんなで最近良く考える事。
「上手い人の操作って、見た目とは違うの?」
というのをテキトーに書きます。
 
 

 
そのー・・・なんて言うんですかね。
一人でコンコンと考えてたって、走って納得いく答えが見つからない限り
あくまで机上の空論というか、単なる深い妄想にすぎないんですが。

どんなジャンルでもそうですが、鬼のように速いライダーの皆さまの操作って
「見た目に反してものすごく丁寧なんじゃないか・・・?」
そんなことを深ーく考えるわけです。


例えばモタードで言うなら、見た目にも激しいドリフトスタイル。

これは元々自分の憧れたスタイルであり、これをきっかけにして
この世界にどっぷりとハマる事になった訳ですが
同じドリフトにしたって、ASと呼ばれるレース本番では
いつもとは全く次元の違った速いスピードからの、本当に「速く走る事」を目的とした
ゾクゾクするほど見た目にも恐ろしいものです。
・・・文章にしたって、中々迫力ってのは伝えにくいものですケド(--)

今まで自分の中では
「競っているレース中だし、スピードレンジも高いし・・・
 やっぱ操作って『ガツーン』と、『ギャーン』と、『ガリガリ』っとやってるんだろーなー。」
そう、思ってたんですよ。



で、ちょっと前のチーム員全員にちぎられた(T T)美浜レアル1に話を戻して。



2速で立ち上がり、右に曲がりながらチョイと切り返してブレーキして
登りの最終左コーナーと言う場所で
(前の記事動画のトコの、ストレート手前のトコです)
かの有名なmiiitmax選手にぶち抜かれた(←当然なんですけど)直後です。

左上りのそのコーナー進入で、鮮やかに、かつハッキリと進入スライドで向きを変え
いち早くアクセルオープンでコーナーを立ち上がられて行きました。
市販車の250ccDトラというバイクで、です。
シフトダウンする必要性の無いコーナーであることから想像するに
荷重移動とブレーキの組み合わせのみでスライドされてると思われます。


そりゃー・・・参加型のレースとはいえ、全日本選手が目の前で繰り出してくれるわけですから
「カッコイィ!!」って、真似したくなるわけじゃないですか(^^;)?


でも、いくら一生懸命フロントブレーキ握って「前荷重」のつもりでも
いくらリアブレーキを踏んで「リアの滑り出しを助長」するつもりでも
まったくもって再現できなかったわけです。
ダートの出口に近いはずなので、砂が散乱しているはずなのに、です。

そして、真似をしようとすればするほどギクシャクはするし
切り返しの途中でバイクの動きに抵抗の様なものを感じた時に思いました。


「・・・説明書なんてないけどさ。
 もしかしてオレって、操作手順自体を勘違いしてんのか?」


どうせ楽しい走行会、今日は公式戦じゃない・・・ってことで
あえて自分なりに実験のつもりで確かめたんです。

「アクセルをスパッと全閉にするんじゃなく、緩やかに閉めてみては?
 
 ブレーキをガツンじゃなく、スルルとゆっくり握ってみては?

 リアブレーキも、同様にジワジワジワと踏んでみては?

 切り返しも、体を先に・・・を意識せず、バイクと一緒に持って行ってみては?」






そしたらね・・・出来たんですよマジデ。

ドリフトと言えるまでもない程度、カウンターも当てるほど意識しない程度で
リアタイヤが「スススッ」と外側へ。





もちろん当の本人は自覚が無かったので、滑った後のアクセルオープンが遅すぎて
向きは変わってもコース幅を大量に残したままのもったいない立ち上がりラインに
なってしまいました。
しかもそれは決勝中の後半にたまたま出来ただけで
分かった途端にレースは終わっちゃった・・・ってな感じです。


この出来事以来、走っても無いくせにイロイロ妄想しまくってます。


ミニバイクでもモタードでも、進入が鋭い人に抜かれる事は多々あります。
んでも、そういった方々に抜かれるのはコーナー進入時であって
コーナーを旋回し始める時には、大体同じ速度になってるのは気づいてました。

これから単純に考えると
「上手い人は、コーナー進入時の減速過程で
 より短い距離で旋回可能な速度まで減速している。」
ということになりますよね?

では、そういった人の真似をしようと思えばより深いところまでブレーキを我慢して
そこからキツイブレーキをすればいいんじゃないか?・・・と考えて
いままでそれなりに試行錯誤してました。
もちろん、ブレーキは最初からガツッと握ればいいという事ではないというのを
踏まえた上で今年はそれなりに真似してきたつもりなんです。

でも、これが災いしてきてたのか
どーも今年に入ってから倒しこみ途中とか切り返し途中とかで
「バイクが固まる」ような感覚を覚えてました。
上級者の方々には「知らなかったの?」なんて言われそうですが


・・・もしかして、倒しこみの時にブレーキ握るのって・・・バイクには邪魔なんですかね(^^;)?

アクセル閉じる操作も含めて、もっと丁寧にやるのが当たり前・・・なんでしょうかね?



CRF150が小さい事もあって全般的にピーキーな感覚があるのは知ってますけど
それならなおの事、自分の操作手順の全般的な見直しが必要だと思います。

そして、もちろん走って検証すべきだと思います。
まだ無理なんですケド orz ガマンガマン





1コーナー1.jpg




s-DSC_0697.jpg



上の2枚の写真・・・

こうしてみると、同じ1コーナーとは思えません。

しかも、下の写真の方がもっと本気のはずなのに orz



走りたいけどあぁでもぅガマンガマンガマン・・・・・・


タグ:モタード
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政殿

今回も深イイ話ですネ^^
ドリフトの幅というのでしょうか?
ダイナミックな流しっっぱなしドリフトからコンパクトな気持ちスライドさせるドリフトまで、コントロールテクニックの振り幅が存在するんだと想像します。(私はドリフトできないけどw)
ドリフト職人の方は、同じコース・コーナーでもコンディションや状況・気分で使い分けれるんだろうなぁ~
by 政殿 (2010-06-15 02:24) 

kiri

>政殿さん
車で言えば、D1のドリフトがはやいってんなら
F1もなにもかも皆横向いてるはず・・・ってことですが
全然違いますもんね。
GT500にしたって、そんなドリフトをしてるわけじゃないけど
ビミョーなズルズルスライドはスロー映像とかでわかります。


「曲がるスライドと前に進むスライド」か・・・。
ますますマンガの世界になっていきますね( ̄  ̄;)


>xml_xslさん、creek-factさん、慶次郎さん
nice! ありがとうございます(_ _)
by kiri (2010-06-15 18:47) 

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